2012年3月11日日曜日

なんで関羽の顔は赤いのですか? よく三国志の関羽を描いた絵、映画、テレビ番組、...

なんで関羽の顔は赤いのですか?

よく三国志の関羽を描いた絵、映画、テレビ番組、劇などを見ると、関羽の顔は赤くて髭が立派です。


あの顔が赤いのは、顔全体がアザとかなんですか?







いろいろ説がありますね。

関羽は、地元の顔役が、

親友の許婚だったかな?

とにかく若い娘さんを拉致したのを見て義憤に駆られて助け出し、

追われる身になりますが、

関羽(たしか常栄か常生とかが本名になっていたと記憶してますが)は、

色が白くて目立つので、土地の長老だったかが、

これではすぐ見つかるというので、顔を殴って鼻血を出させて、

それを拭ったら顔が赤くなったとか、

更に髪の毛を毟り取って、唾で口の周りに貼り付けて、

立派な髭を付けて変装させたところ、

追っ手から逃れることができたという話が、

野史(田舎に伝わる言い伝えの一種)に載っています。

逃げおおせた後、川の水で顔を洗いますが、いっこうに落ちない、

洗えば洗うほど、ますます赤くなって、あの赤ら顔になったとされます。



真っ赤な顔のままの関羽(常栄?常生?)は関所まで行きますが、

姓名を聞かれたとき、関に掲げられている 「○○関」の看板を見て、

「姓は関」、青空に細長い雲が懸かっていて、雁が羽を一枚落としたので、

名は羽、字は雲長」と答えたというオチが付いています。



関羽は道教の神として神格化されていますが、

宋時代の道教の四大元帥として、

温元帥(東岳十太保の温瓊)が東方、

関元帥が南方、

馬元帥(南遊記の華光大帝)が西方、

趙元帥(封神演義の趙公明)が北方を守護します。

陰陽五行説による五色の配当が、

東=青、南=赤、西=白、北=黒となりますので、

関元帥は赤い顔をしているそうです。

(中国の色はだいたい陰陽五行説ですね。)



thukumonoroumono444さん。まいど・・。

ぼちぼちでんなぁ。

被っちまいましたが、補足ということで、



中国の伝統芸能である「京劇」

この京劇の顔の色には意味があり、

紅臉:正義感、気骨のある人物。忠臣役。代表は関羽



ちなみに、

白臉:顔を真っ白にして老獪な敵役、「白臉奸臣」という言葉もあります。

白色の代表的な人物は曹操、司馬仲達。

彼らが「巧言令色(こうげんれいしょく)、鮮(すくな)いかな仁(じん)」で、

金属や秋霜(しゅうそう)のごとく冷酷だったという評価からきているそうです。

また、白は、中国では死を連想させる不吉な色とされ、

劉備も、「白帝城」で死ぬので白だそうです。

黒臉:実直で律儀で融通の利かない役柄。黒鉄のごとき不屈の剛直漢。

張飛がこれです。水滸伝の李逵もそうです。



紫:温和な人物で忠臣など。

黄:策略家、凶悪。

青:短気で気性が激しい人物。

緑:強暴で邪悪。

金・銀:神や仏、妖怪など、人間にはない力を持っている。だそうです。



ちなみに、

歌舞伎では、白粉に朱銅を加えて顔を真っ赤に塗りたくる「赤っ面」が敵役。

西洋の絵画では、白が天使で、黒が悪魔。

京劇と色の正邪が逆です。



もうひとつ、

関羽の嘘いつわりのない、ありのままの心。忠義、まごころ 。「赤心」から、

赤がトレードマークになったとも言われるそうです。



ついでに、四川省にある七曲山大廟関帝像は、

世界で唯一顔が金色の関羽像があるそうです。

道教信仰における天上の星神である「文昌帝」は、

学問・受験の神様とされますが、

関羽信仰にも結びつき、

分昌帝(金色)と関羽が祀られ、関羽も金色だそうです。



補足のナツメについて・・。

棗(なつめ)は、中国原産です。

http://www.hana300.com/natume.html

真っ赤というより赤茶色のいかにも精悍そうな顔色を表現するのに、

棗がちょうど良かったからじゃないでしょうか。

関羽の赤ら顔は「熟した棗のごとし」と形容されるほか、

『水滸伝』では智多星呉用らの一行が棗売りに化けて、

生辰綱(地方官が誕生日祝いとして都に贈る金品)を強奪するシーンがあります。

詩経にも桃と並んで詠われていますし、

孟子の盡心章句下なんかにも出てきます。

中国ではポピュラーなんじゃないでしょうか。








もうかりまっか!



補足についてやが



宋時の民間芸人たちが顔に色彩を施して人物の特徴や性格を表したんや



紅色(赤)は忠義、実直、気骨などを表すんもんで一番ええ色なんや(今も国旗などに使われているし革命のシンボル色や)



せやからその代表として関羽が名実ともに値するんで赤顔になったんや



このことは南宋の灌圃翁《都城紀勝》の三国演義縦横談にある



それ(劇)を観た羅貫中が表現として「ナツメ」(詩的?)にしたのが有力やそうや



今では京劇などのメイクとして受け継がれているから色々あっておもろいさかい貼っとくで(曹操はキモいで)



http://www.btxx.cn.net/bjopera/index.htm



ほなさいなら







『身長九尺、髯長二尺。面如重棗、脣若塗脂。丹鳳眼、臥蠶眉。相貌堂堂、威風凜凜』という演義の文の関羽の外見をそのまま忠実に再現しているからです

『面如重棗』 顔はナツメのようなと形容されています ナツメは赤色ですよ



その説明は無いので難しいですね(私が知らない又は覚えてないだけかも知れませんが) 関羽だけに血管がぶち切れているとかギャグで考えたことはありますが私には分かりません(笑)



追記 深く考えたことありませんが赤心は成る程ですね

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