【三国志】お好きな方、お詳しい方、アドバイスお願いします。
今さらですが、ジョン・ウー監督の「レッドクリフ」を観て三国志に興味を持ち、今、学生時代(10年位前)に読んだ、吉川英治さんの三国志を読み返しています。
次は、正史か、正史に近いものを読みたいと思っているのですが、皆さまのお薦めの一冊をご教示頂けませんでしょうか。
(漫画、小説、何でも構いません)
それとも、正史を読むのはもっと後(他の本を読んでから)の方が良いでしょうか?
どうか、アドバイスお願いいたします。
いきなりちくまの正史を読んでも時代の流れがいまいち掴めず大変だと思います。
まずは俗に言う演義の完訳版を読むことをお勧めします。
第120回まである長編小説です。
演義の完訳版はいろいろな出版社で出ていますが訳ですので大きな違いはないと思います。
ちなみに私は光文社の「完訳 三国志」の文庫版全5巻を所持しています。
演義ではなくて正史が知りたいと思われるかもしれませんが歴史の流れは正史を踏襲していますし、人物の活躍も孔明や関羽など創作部分も多いですが、基本は正史にも記載があるエピソードを厳選して編成されています。
吉川栄治版の三国志は演義を基に書かれているので、省略・改変されたエピソードなどを探すのも面白いです。
三国志を知りたいなら演義はさけて通れない道なのでこの機に購入されてみてはいかがでしょうか。
漫画だと横山光輝の三国志。
小説で少し切り口が違うものだと伴野朗の「呉・三国志」(集英社文庫)
これは三国志を呉の視点から書いています。
正史はちくま学芸文庫版でしょうが、やはり少しとっつきにくいとは思います。
正史はちくま学芸文庫から日本語全訳がありますが、紀伝体(人物ごとの記述)で時系列が分かりにくいし難解です。マンガなら蒼天航路、小説なら宮城谷昌光氏の三国志ですかね。曹操の祖父の曹騰が産まれる前からはじまって、現在は北伐まですすんでいます(文藝春秋に連載中)
単行本は八巻まで、文庫本ももう出始めています。
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