三国志の質問です。
なぜ、演義では呉の魯粛は不当に低い評価なんでしょうか。仮にも周瑜の後に呉の大都督にまでなっているのですが・・・
演義では蜀漢サイドの人間の引き立て役が多数存在します
魯粛は諸葛亮や関羽との対面があるので、そこを利用されます
もし仮に魯粛が正史通りの活躍を見せたらどうでしょうか
諸葛亮よりも的確に未来を見据えた具体的な天下三分を説く。
呂蒙と関羽の武力衝突の最中、単独で関羽と対面・論破して荊州一部返還実現。
まさか演義でこんなことを書くわけにはいきませんよねw
諸葛亮も関羽も、魯粛の手の中で踊らされていた・・・と(言いすぎ)w
演義において、正史を的確に反映させて描くには不都合な人物であり、
引き立て役にするなら丁度いい存在、というところでしょうかね
諸葛亮も関羽も演義においては色んな意味で超人ですからw
諸葛亮や関羽の神がかり的イメージが払しょくされない限り、
一般的な魯粛のイメージは演義のままなんでしょうねぇ・・・
一言で言うと、諸葛亮を引き立てるため
emirio765さんや他の方もおっしゃっていますが、三国志演義に登場
する人物にははっきりとした序列と言うものが存在します。
まず武勇であれば呂布、そして彼の死後は張飛、関羽、馬超、許チョ、
と序列が決まっています。一方智謀であれば諸葛亮がダントツで、それ
に続きホウ統、魏呉を代表する司馬懿、周瑜と言った面々が続きます。
面白いのは、蜀で本来なら同等にしても良さそうなホウ統、法正ですら
諸葛亮の下にしている点でしょうか、これは他国も同じで各国における
最高クラスの知恵者は1人限定です。
歴史的にどれだけ優秀な実績を残していても、曹真や張コウがどれ程
蜀の脅威となっていても司馬懿が同時代にいる以上、極端な話曹操
ですら知恵者としては司馬懿より下の序列になってしまうのです。
さて魯粛についてですが、同時代に周瑜がいる以上、どうやっても彼の
上にはなりません、同等と言う曖昧な序列にも当然なりません。それは
話の構成がシンプルでなくなってしまうのからなのです。
これが周瑜と孫策、諸葛亮と関羽、と言ったように得意分野が明らかに
違えば別だったのでしょうけどね。
魯粛にとっての更なる不幸は、その国を代表とする知恵者が亡くなった
際、次代の人物には新たな序列が適用される点でしょうか。つまり周瑜
死後に名前が出てきだした呂蒙、陸遜は周瑜と比べて上とか下とか言う
ような序列はなく、各々時代を代表とする知恵者として地位を確立させ
ているのです。
結局ここでも周瑜と同時代に名前が出ていた分魯粛は割を食ってしまい、
評価が低くなってしまうのです。
最終的には諸葛亮が全てもっていっちゃう訳ですが、その前にもっていか
れてしまう(ある意味)名誉ある人物、と言うのが諸葛亮存命中には常に
存在していた。魯粛はそこに選ばれなかった残念な人物の1人なのです。
正史の評価が抜群に高いから。逆に関羽は記述が少ないので演義で大活躍。公平ですね!
演義は創作ですから・・・。
どうしても、諸葛亮や周瑜の魅力を際だたせるための引き立て役が必要だと思います。
演義では、領土交渉の場において関羽に人質にされ、結果も×というダメキャラですよね。
0 件のコメント:
コメントを投稿