三国志の武将の関羽や張飛などをゲームや漫画、絵にした時、だいたいどれも同じような感じになってるのですが、元々は誰かが考えた関羽像、張飛像なんでしょうか?中国に肖像画などあるのでしょうか?
「画本三国志演義」という本があって、20年位前日本でも全巻翻訳出版されています。
今でも、中国で子ども用の絵本があって(わら半紙刷りの粗末な小冊子ですが)、キャライメージというのは固定されているんです。
また江戸時代に、葛飾戴斗の挿絵付き翻訳や、「画本」を参考にした日本版の「画本」も出版されています。
そういったイメージを、ゲームのキャラなどにも応用しているんです。
ごく一部、肖像が残ってる人物も居ますが、画自体が古すぎてあんまり参考になりません。
そういうわけで、中世の三国時代なのに、「演義」のまとまった近世の宋代のファッションが定番となってしまいました。
実際の後漢末には、飾りの一杯ついたかぶとや鎧、鐙のある鞍とかはないんです。またこの頃には使用されてなかった武器もたくさん出てきますね。
まずコーエーの三国志(7以降)シリーズ。そしてそのコーエーに影響を与えているマンガ・蒼天航路。
この二つが日本人の三国武将イメージを固めていると思います。
この二つのイメージがどこから出ているのかというと、中国にのここる像や、本の挿絵、果ては現代の中国ドラマなど武将によりけりでしょう。
「関帝廟」の像などが有力だと思いますが
唐の時代に三国志が再編集(演義?)された際に
劇や挿絵などが後世に伝わり共通化したのではないのでしょうか?
演義、若しくは史実を元にしています
関羽が「美髭公」と言われたのは、演義の創作ではなく史実だったと思います
この2人以外にも見た目の描写がある人物は多いのですが、この2人(特に関羽)は各地で銅像が立っていたり、絵にかかれていたりすることが多いです
そしてこういう古い絵や銅像は描写をできるだけ忠実にしている場合が多いです
ゲームや漫画だとそんなに演義や史実の記述を忠実に再現することは無いのですが、この2人はそういう古い絵などが出回ってるため、作者のイメージもそれに近くなってしまうんだと思います
また、単純に主役級だから演義での見た目描写が多いものあると思います
諸葛亮も割と似たような格好が多いですよね
でも最近はわざとそれとは違うように書いてる人もいますね
私は、日本の漫画では
横山光輝の「三国志」
と
「蒼天航路」
しか知りませんが、あまり似てないですよ。
同じ時代の同じ設定だから衣装とか髪型とか似てくるのは仕方ありません。
演義の創作だと思いますが、演義の原典には人物の風貌、衣装などがしつこいくらい細かく書かれています。
ところが、最近の絵は原典と全然異なるものも少なくありません。
まぁ、それでも三国志はまだマシな方かも知れません。
張飛のコピーとして創られた水滸伝の林冲は「どんぐりまなこに虎の髭・・・・・」と紹介されているにもかかわらず、すごくかっこよく描かれています。
中国に肖像画や数々の逸話があり、それを元に作られたものです。
やたらとイケメンキャラだったりするのは、勝手に追加された設定でしょうけど。
特に重要人物はたくさん資料があるでしょうからね。
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