三国志で演義のみのオリジナル登場人物はどの位居るのでしょうか?
有名なのは貂蝉と周倉と関索ぐらいじゃないかと思います。
呂布に董卓を暗殺させた王允の養女貂蝉は、董卓の侍女がモデルとも言われていますが定かではありません。
周倉は元黄巾賊で、関羽の配下としてホウ徳を生け捕りにするなど大活躍し、忠臣として関帝廟に関平とともに祀られているほどですが架空の人物です。
関索は関羽の三男で、諸葛亮の下で南蛮遠征に従軍したり、外伝的小説『花関索伝』の主人公に抜擢されるなど大活躍します。
他にもいっぱいいますが、主に他の武将の活躍を引き立てるやられ役が多いです。
魏では関羽の千里行の時に討ち取られる孔秀・孟坦・韓福・卞喜・王植・胡班、諸葛亮の北伐で撃ち破られる韓徳、夏侯惇の弟で趙雲に一撃で敗れる夏侯恩、夏侯惇の甥で厳顔に斬られる夏侯徳、司馬懿配下の鄭文と岑威など
呉では、孫尚香の婚礼の時に劉備暗殺を命じられる賈華、孫尚香の帰国の時に劉禅を連れ去ろうとする周善、夷陵の戦いで張苞に敗れる譚雄、陸抗の後任の孫冀など
序盤の敵である黄巾賊の程遠志、トウ茂、孫仲、裴元紹、厳政など
虎牢関の戦いで呂布に次々と敗れる武安国・方悦・穆順、華雄に討ち取られる潘鳳と兪渉などは序盤の強敵である呂布や華雄の強さを引き立てて物語を盛り上げます。
他には、青州太守キョウ景、北海太守孔融の部将宗宝、済北の相鮑信の弟こ鮑仲、太史慈配下の戈定、零陵太守劉度の子劉賢
蔡瑁の従弟蔡仲、漢中の張魯配下の楊松、徐庶の弟の徐康、ホウ統の死を予言する紫虚上人、劉備をもてなすために妻を殺してその肉を食べさせた劉安などが架空の人物です。
あと、南蛮軍は孟獲以外はほとんど全員が架空の人物で、妻の祝融、兄の孟節、弟の孟優、祝融の弟の帯来洞主、配下の金環三結や阿会喃や董荼那、援軍の朶思大王や木鹿大王や楊鋒や兀突骨などは正史に記述がありません。
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